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45歳女性。数十年前の占いがどうなったか。

若い頃はぼんやりとよく見えない自分の将来がどうなるのかが知りたくて、何度も占いのお世話になりました。歩道の端にある怪しげな占い師、ショッピングセンターに入っている占いブース、コインを入れたらプリントされる機械式、インド料理屋のおじさんが客にサービスでやっているものまで、時に一人で、時に友達と一緒に足を運んでいました。
これまでに占ってもらった中でも特に印象に残っていて、今でも思い出しては気になっている占いは二つあります。
一つは大学生の頃にコイン式の機械で占ってもらったもの。その日は友達と渋谷で待ち合わせてショッピングをしていたのですが、センター街のあるお店の店先に置かれた占いの機械に目が留まったのでした。500円を投入して出てきたプリントにはびっしりと色々な運勢が書かれていましたが一つだけ記憶に残っているのは、「92歳まで生きる」というフレーズです。それだけが記憶に残るということは、私にとっては仕事に恵まれるとか恋愛がうまくいくとかではなく、長生きできるというのが大事なことなのだろうと思います。
もう一つは、社会人になってから職場の先輩と一緒に行ったショッピングセンターのブースでの占い。これはタロット占いでした。そこでは、「生活には困らない。何かを成すことはなく、ゴロゴロして座敷ブタのような生活になるだろう」と言われて、安心してよいのやら嘆いてよいのやら、複雑な気持ちになりました。
二つの占いをしてもらってから二十数年が過ぎ、果たしてどうなったかといえば、まず健康面については今のところ大丈夫のようです。占い通りに92歳まで生きられるか時折思い出しながら、健康に気遣っています。そして座敷ブタの件。これについては80%くらい当たってしまい、中年になった今となっては苦笑いするしかないです。今の私にわかるのは、占いによって人生が決まることはないけれど、より良く生きるためのアドバイスだと受け止めれば無駄にはならないということです。